虐めを見逃してしまった話
へろう。院試の過去問が1年分しか無くて絶望しているMisakiだ。つい先程Twitterでジャングルポケットの斉藤慎二さんの読売新聞に掲載された記事を拝読した。以下を参照されたし。
壮絶ないじめ体験。気の毒で胸が痛む。いじめてた人達はこの人がテレビに出る時に少しは後悔してるだろうか。その前に謝罪したのか。人の親になっている者もいるだろうし。彫刻刀で背中刺されるって完全な犯罪ですよ。読売新聞。 pic.twitter.com/Eal4BkPxaN
— ミスターK (@arapanman) July 2, 2020
こちらの記事ですね!
— 神庭亮介 (@kamba_ryosuke) July 3, 2020
ジャンポケ斉藤さん、「お前が虫だ」無理して笑った小3の夏…STOP自殺 #しんどい君へ : インタビュー : STOP自殺 #しんどい君へ : 教育 : 教育・受験・就活 : 読売新聞オンライン https://t.co/4yF5htdqbI
約8年前も、この記事を読み終えた時と同じ、やるせない気分になった。その出来事を度々思い出しては未だに後悔する。今日はその話をしよう。
当時、自分は中学生であり、某部活動に所属していた。同学年の部員は自分含め10人。内自分+2人の3人で一緒にいることが多かった(自分でいうのも何だが大人しめのグループ)。同様に、他の7人もよく固まっていて仲が良さそうに見えた(Mさん含む元気めのグループ)。そして、その出来事は部活動の休憩中に起こった。
いつものように3人でとりとめのないことを話していると、顧問が「Mさんが虐められているらしい。その事について君達は何か知っているか」と言ったのだ。仲が悪い訳では無いが、7人組とは話し掛けられたら話す程度で、その内部事情を3人組は一切知らなかった。外から見た7人組は、きゃいきゃいはしゃぐ、The中学生といった感じで、今日も仲良いな〜とよく思っていた。それだけに、その7人組の中でまさか虐めがあるなんて、これっぽっちも思っていなかった。
聞けば、LINEでMさん抜きの6人だけのグループLINEを作ったり、私たちはMさんが嫌いですの略、IMK:アイエムケーと言い、Mさんを無視したらしい。辛くなったMさんは顧問に相談し、実態を確かめるため3人組に話を聞きに来たのだ。
もちろん虐めがあったこと自体驚きであったが、真っ先に思ったのは、「私たち」なら「W」のはずだが、何故「I(アイ)」?!オマエタチの英語レベルはそれほどまでに低いのか?!であった。それはさておき。同じ部活動に所属する者として、虐めがあったことすら気がつけなかったことが悔しくて仕方がない。Mさんが、我々3人組に余計な心配をかけたくなかったのか、Mさんを除く6人の圧力に我々3人組が屈すると思ったのかは分からない。だが、何らかの理由があって、Mさんは我々3人組にも言えず、顧問に相談するまで、部内でたった1人で苦しんでいたのだろう。
結果として、Mさんは部活動を辞めてしまった。元7人組ともあまり関わってはいないようだった(それはそうだ)。自分もMさんと会う度に多少の気まずさはもちろんあった。しかし、関わりを絶ってしまえばそれこそ元7人組と同じになってしまう。それだけは避けたかった。だから自分は馬鹿な振りをして、何もなかった振りをして、今まで通り(それ以上かもしれない)Mさんと努めて明るく接しようと心掛けた。自己満足かもしれないが、Mさんは何も悪くない、と少しでも伝えたかった。Mさん自身にも、周りの方々にも。
最初は元7人組も冗談半分だったかもしれない。それがエスカレートしてしまい、歯止めが効かなくなったのかもしれない。だが、Mさんが嫌だと思った時点で、それは立派な虐めであり、犯罪だ。どこかのタイミングで、Mさんは本当は嫌だと思っているかもしれないと、誰かが気付かなければならなかった。当事者ではない自分が気付くべきだった。
あなたの周りにも、仲良しに見えて悩んでいる人がいるかもしれない。少し視野を広げて、気付いてあげて欲しい。その人の相談に乗って、本人がどうしたいかを聞き、協力してあげてほしい。(〜してあげたら喜ぶに違いない!と突っ走るのは非常に危険なので注意。)話を聞くだけでもいい。その人の味方でいて欲しい。
(ここから独断と偏見度MAX) 余談だが、「いじめ」の表記は辞めた方がいいと思う。平仮名は曲線で構成されているため、柔らかい印象を与える効果がある。それが悪い方に作用し、虐めが持つ悪いイメージを和らげてしまう。もういっそ「○○罪」などの、虐めが犯罪であることを意識させる、他の名前に変えた方が良いのではないか、と度々思う。
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